保護猫カフェを運営していくこと

廣島ねこ奉行がOPENしてから3ヵ月が経ちました。

有り難いことに、徐々にお店の存在を知ってもらいお客様も増えてきました。

 

と、同時に猫を引き取ってほしいという電話が毎週のようにあります。

 

親戚が亡くなり、飼ってた猫の行き先がない....

子猫を拾ったけど家では飼えないから飼ってほしい....

子猫が1匹でずっと鳴いてるから助けてほしい....

 

まだまだたくさん。

 

お店でも、TVでも、お客様の前でも本当の内情はみせないけど、

本当は金銭的にも、体力的にも火の車状態です。

 

カフェだけの売上だけでは、猫のお世話にかかる費用や運営ができないので

スタッフで交代しながら、掃除のアルバイトなどでなんとか収入を得ている状況です。

それでもやっぱり毎月赤字です。

 

廣島ねこ奉行はそんな状況ですが、猫を助けてほしいと言う電話をもらった時、ここで私たちが見捨てたらその猫ちゃんはどうなってしまうんだろう、と助けたい気持ちとお店の現状の厳しさとが葛藤します。

 

 

今日も4階から子猫が1匹だけ下に落ちて鳴いてるので助けてほしいと電話がありました。

ボランティアさんに相談すると、ボランティアさん自身のお子さんもまだ小学生で忙しい時なのに、すぐ駆けつけてくれて、素手で子猫を捕獲してくださいました。

4階にはお母さん猫と子猫が2匹残っています。

ボランティアさんは、

「子猫が巣立ったらまたすぐ、妊娠してしまうよ、残ってる2匹もいつ落ちるか分からないから、捕獲できるよう考えるね」と。

相談があった方には最初の医療費だけ見ていただきたいと伝えていたのですが、お母さんと残ってる子猫2匹の医療費はみれないと連絡があったそうです。

 

複雑な気持ちです。。。

 

でも猫を助けてほしい、助けたいという気持ちは同じだから救いなのかな。

でもでも、廣島ねこ奉行や、ボランティアさんの状況も知ってもらいたいです。

 

子猫が1匹で鳴いてる。助けた。だけでは何も解決してない。

秋にはまた違う子猫が落ちて鳴いてる。

 

ボランティアさんや、廣島ねこ奉行が子猫を引き取ってくれた。

......そこから病院に連れてって、感染病がないか10日間隔離して、そのためにケージやトイレの容器がいる。

環境が変わった子猫は体調を壊してまた病院通い。

毎日のご飯、トイレ掃除。

やっと元気になったら譲渡会で条件の合う里親さんを探す。

そのための宣伝、準備......

 

みんなそれぞれ意見があると思います。

ただそんな現状があることを知っていただきたくブログに書かせていただきました。

ご理解頂けたらありがたいです。

 

私たちの強みは、そんな子たちが愛情をたっぷり注いでくれる里親さんとの出会いのきっかけを創ること。

スタッフ一同がんばっていきたいと思いますのでこれからも応援よろしくお願いいたします。